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「ミュンヘン」

B00762_01 「ミュンヘン」を観に行きました。
ずしりと重い見ごたえある映画。政治的背景の予備知識があまりないままに観ましたが、十分ひきこまれたのはサスペンス映画としても優れていたからでしょう。

一人目のときはもろにへっぴり腰、二人目、三人目と続くうちに、その都度起こる予期せぬアクシデントにひやひやさせられながらも目的は確実に遂行し、だんだんと迫力あるプロの殺し屋へと変貌していく。が、目には目をのこの世界。報復の報復をうけ、ついに訪れた仲間の死により、じわじわと崩壊へ…。この変化のサマもみどころです。

「ゴッドファーザー」を映画の頂点として仰ぐ私にとっては、首謀者暗殺失敗シーンはかなりお気に入り。大雨の中、四方八方からじわじわと攻めていくあのシーンは緊張感高まりすぎです。

主人公アブナーを演じたエリック・バナ。「トロイ」で好感度高かったけど、この役柄にもかなりマッチしていたと思います。がっちり・むっちりした体格(←個人的好み)に加えて、何より優しい表情が良い。シリアスな表情ももちろんいいけど、家庭内での優しく普通っぽい表情などは、無条件にうわーいいなと思っちゃう。裏案内役のドン率いるファミリーとのシーンは、多少の緊迫感を保ちつつもほっと息抜きになります。そしてドン's son。ビシッとしたスーツを着つつシェパードっぽい犬を散歩させる姿は、うさんくさい一方でサマになっていてカッコ良く、あっさり惹かれてしまいます。

あと、仲間に料理をふるまうシーンも好き。料理ができる男って、女だけじゃなくて男も憧れるんじゃないかな。

ひょっとして今年のNO.1かも、と思える映画ではありましたが(でもまだ2月だし数本しかみてないし)、今のセリフの意味は何?と巻き戻したかった場面もしばしば。少し背景を勉強して原作の「標的は11人」を読みたくなりました。そのあとに再度この映画を観たら、また違う感想になるかもしれません。

スピルバーグ監督いわく、政治色が強いという理由から、今回の映画に関するインタビューを受けるつもりはない、とのこと。複雑なこの題材を根底から理解することは難しいかもしれないけど「知りたい」と思う機会を与えてくれました。観て損はありません。

「ミュンヘン」
http://munich.jp/
【映画館】109シネマズMM横浜
スティーヴン・スピルバーグ監督
エリック・バナ、ダニエル・クレイグ、ジェフリー・ラッシュ

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