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「パフューム ある人殺しの物語」

73 ある人殺し×偏執狂の物語です。
死体がどれも美しいのが唯一の救い。

ニオイをかきあつめて恍惚の表情を浮かべたり、ニオイをかぎ分けてどこまでも獲物を探したり--。目的のためにわき目もふらずまっしぐらで誰も彼をとめられない状態です。そもそも、犯罪映画には「あ、やられちゃうかもよ」というドキドキハラハラ感があったり、捜査網がはられて「さぁ、犯人、どうするよ」と頭脳プレイを楽しむ知恵比べ的な面白さがありますが、この映画にはそういうものは一切なし。彼が究極の香水を作り上げるのを妨げるものはあってなきもので、そういう展開を観客はただ見守るばかり。
このあたりの潔さがある意味ミドコロかもしれません。

そんな彼がそこまでして作りたかった究極の香水とは…。
彼の執着心の源が「愛」だった、というオチがこのお話のいいところであり悪いところであるのかなと。もう少し何かあるんじゃないかと期待しちゃっていたのでちょっと残念。
CM放送で物議をかもしだしたというあのシーン、あれはCG?と思ってたら本当にエキストラを集めて撮ったそう。すごい。冒頭の赤ちゃんのシーンはCGであってほしいです。

それにしても、ほれ薬に憧れを抱くのは人間のさがですね。

おまけ:
「特ダネ!」でおすぎが「腐りかけの果物が一番美味しいように、この映画もギリギリのところで面白い」というようなことを言っていたけどちょっと共感。たまにはうまいこと言うなぁ。

「パフューム ある人殺しの物語」
http://perfume.gyao.jp/
【映画館】109シネマズMM横浜
トム・ティクヴァ 監督
ベン・ウィショー、ダスティン・ホフマン、アラン・リックマン、レイチェル・ハード=ウッド

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