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「ブラッド・ダイヤモンド」

Bdm_1久しぶりに骨太映画に出会いました。

冒頭から容赦なくみせつけられる反政府軍ゲリラRUFの襲撃シーン。ゲリラの中にはまだ幼い子供たちもいて、音楽をかけながら酒を飲みながら笑いながら、いっぱしの一員として残虐行為に及ぶその様子はとても痛々しく切ないものがあります。

軍隊をも動かす金のなる木であるダイヤの魔力にとり憑かれた人(ダニー=レオナルド・ディカプリオ)、自分の意思とは無関係に巻き込まれる地元の人(ソロモン=ジャイモン・フンスー)、その真実を伝えようとする人(マディー=ジェニファー・コネリー)。この三つの立場から繰り広げられるストーリーです。

中でもソロモンたちの立場が辛い。こういう環境でダイヤは採られているのか、こうやって幼いゲリラが生まれてくるのか。映画「シリアナ」を思い出しました。

ダニーはピンクダイヤを自分のものにするためにソロモンを利用しようとし、ソロモンは自分の息子を探し出すためにピンクダイヤを切り札に利用しようとする--ある日ソロモンがダニーに
「結婚してるのか?子供はいるのか?」
「金はあるんだろう、なぜ結婚して子供をつくろうとしない?」
「金をつかんだら結婚して子供をつくるのか?」
と問う。そしてそれに対するダニーの答えに「全く理解できないな」と苦笑するソロモン。
お互いに理解はできないものの、そんなふたりのちょっとした歩み寄りと、それまでの時がつくった絆がラストシーンへと導きました。

映画のエンドロールによると、アフリカには今でも20万人の少年兵がいるとのこと。

ティー・アイ・エー(TIA=This is Africa)

と一言で表現されてしまうアフリカの事実を、この映画によって、ちょっとだけ知ることができました。

それにしてもレオはいい役をもらったなぁ。
ラストの雑誌記事の写真の映像をみて「いい顔で写ってるな」としみじみ思いました。アカデミー賞はもらえなかったけど、いい演技だったと思います。

「ブラッド・ダイヤモンド」
http://wwws.warnerbros.co.jp/blooddiamond/
【映画館】109シネマズMM横浜
エドワード・ズウィック 監督
レオナルド・ディカプリオ 、ジェニファー・コネリー 、ジャイモン・フンスー 、マイケル・シーン

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